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  1. 既製品と使い分ける時代へ。オーダーメイド導入のベストタイミング

2025.06.17

コラム

既製品と使い分ける時代へ。オーダーメイド導入のベストタイミング

ジュエリーケースの既製品の強みを理解する

既製品のジュエリーケースは、「すぐ使える」「価格が手頃」「種類が豊富」など、多くの現場で重宝されてきた定番の選択肢です。品質も安定しており、特に通常商品の販売や幅広い価格帯への対応では非常に効果的です。
しかし、ブランドや商品の展開が広がると、時に“物足りなさ”や“もっと伝えたい”という課題も出てきます。そのときこそが、オーダーメイドを取り入れる最初のタイミングと言えるでしょう。

1.オーダーメイド導入のタイミング Best3

(1)限定商品や記念モデルを展開するとき
新作や周年記念、プロポーズ・婚約用など、特別感を演出したい場面では、パッケージの印象がそのまま商品の価値を左右する要素になります。
既製品では出せない「質感」「色」「ロゴ加工」など、オーダーメイドだからこそ表現できる細部のこだわりが、商品の特別感を引き立てます。

(2)ブランドや店舗の“世界観”を統一したいとき
「ケースの色と什器の雰囲気が合っていない」「SNS投稿時にばらつきがある」——そんな違和感を感じたら、オーダーメイドの導入を検討するサインです。
空間やビジュアルと連動したパッケージ展開によって、店舗体験そのものに統一感と没入感を与えることができます。

(3)他社と差別化を図りたいとき
競合ブランドとの差をつけたい、価格競争から脱したいという場合も、オーダーメイドが有効です。特別な設計や質感、構造などを施すことで、「見た目の違い」がそのまま“記憶に残る体験”として残ります。

2.既製品が輝くのは、「スピードとコスト」が求められるとき

限られた予算や短納期での対応が必要な場合、既製品のパッケージは大きな力を発揮します。
すでに用意された豊富なバリエーションから選べるため、手間なくスムーズに導入が可能。
特に、数量の多いキャンペーンやノベルティ配布、セカンドラインなど、「スピード感」や「効率」を重視したいときに、既製品は頼れる選択肢です。

3.オーダーメイドが輝くのは、「ブランドの世界観」を体現した

一方で、「この商品だけの特別な価値を伝えたい」「ブランドの個性を細部まで表現したい」というとき、真価を発揮するのがオーダーメイド。
サイズや形状、構造設計、素材、印刷表現など、すべてを自由に設計できるため、商品の魅力を最大限に引き立てる“唯一無二”の仕上がりが可能です。
ブランディングにこだわるジュエリーや化粧品、ハイエンドな贈答品など、「開けた瞬間の感動」までデザインしたいときに、オーダーメイドは輝きます。

4.目的が違えば、選ぶべきパッケージも変わる


パッケージは、ただの「箱」ではありません。
それは、商品の第一印象を決める“顔”であり、贈り手の想いやブランドの世界観を映し出す“語り手”でもあります。
大切なのは、「この商品を通じて、どんな価値を届けたいのか」。
例えば、スピーディに手元へ届けることや、コストを抑えて多くの人に広く知ってもらうことが目的なら、既製品のパッケージが最適かもしれません。

一方で、「このブランドだからこそできる体験を届けたい」「開けた瞬間に心を動かしたい」——そんな想いがあるのなら、オーダーメイドのパッケージが強い味方になります。
“箱”を選ぶことは、届けたい体験そのものを選ぶこと。

スピードや機能性が光る既製品も、物語性と演出力に富んだオーダーメイドも、どちらも正解です。
重要なのは、それぞれの“輝くタイミング”を見極めること。
そして、自社の商品やブランドが本当に伝えたい価値にふさわしいパッケージを選ぶことが、心をつかむ第一歩になるのです。

5.既製品とオーダーメイド、柔軟に使い分ける選択肢

オーダーメイドを導入する=すべてを切り替える必要はありません。

・通常ラインは既製品で効率よく対応
・限定モデルやギフト用途など、特別な商品だけをオーダーで展開
このように、役割分担のある使い分けが、多くの現場で実践されています。既製品は汎用性と即応性に優れ、日常的な販売や多品種展開に向いています。一方、オーダーメイドは「記憶に残る体験」「ブランドの世界観」「手間をかける価値がある場面」で真価を発揮します。

また、セミオーダーの選択肢も増えており、既製品をベースに素材やカラー、ロゴ加工のみをカスタムすることで、導入のハードルを抑えながら表現力を高めることも可能です。
コスト・納期・在庫管理などの現実的な条件を踏まえつつ、「いつ、どんな顧客に、どんな印象を届けたいか」という視点で柔軟に使い分けられる体制を整えておくことが、これからのショップ運営にとって大きな武器になります。

まとめ:選ばれるために、選べる体制を

既製品は実用的で頼れる存在です。一方で、ブランドの進化に応じて「もう一歩伝えたい」タイミングが必ずやってきます。
そのときに備えて、オーダーメイドの選択肢を持っておくこと。そして、既製品と併用できる柔軟な体制を構築しておくことが、これからのショップ運営における鍵になるはずです。
「今は既製品で十分」という方も、次の一歩を想像しておくことで、いざという時にスムーズな切り替えができるはずです。

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